バイヤーズエージェントとは?
バイヤーズエージェント(買主代理人制度)とは、買主様の代理人として買主様の立場で、売主もしくは売主代理人と交渉し、物件の調査を行ない、買主だけの利益と保護のために働く業務のことです。
メジャーリーグの野球選手が球団と契約する場合などは、難しい法的要素が絡むので「エージェント(代理人)」を雇って球団側と契約交渉しています。
それを不動産取引に置き換えてイメージしていただければわかりやすいと思います。
物件を買おうと思っているが、「売主業者あるいは売主の仲介業者が、売主の利益保護を第一に考えているのではないか?」、「売主業者あるいは売主の仲介業者が、自分の物件をどうしても売ろうとしているのではないか?」また「売主側についている不動産業者さんを100%信用しても大丈夫だろうか?」とお考えの方は多いでしょう。
インターネットの普及により、一般の方が不動産の売り物件情報を入手する機会はかなり拡大しました。
しかし、そこから得られる情報は広告チラシに掲載されている程度の情報がほとんどであり、本当に購入に値するような物件であるか否かを見極めるには困難なことです。
その他、気に入った物件の個別情報を売主サイドの不動産業者から入手できたとしても、他の気に入った物件との比較や購入条件の交渉は思うようにできない場合がほとんどです。
また、不動産に特有の法的規制や費用など買い手に不利になる内容は重要事項説明で義務づけられている事項以外は伏せられている可能性もあり、物件の価値の真偽を見誤ることも有ります。
買主自らが物件情報を集め絞り込んでいくまでは比較的容易ですが、最終決定に至る前段階で専門家の意見を聞くことでまちがいのない安全で確実な取引が保証されます。
バイヤーズエージェントの取引の例示
売主からの依頼を受けた不動産会社が自ら買主を探す場合は、次のように双方を代理する形になります。
買主の依頼を受けた不動産会社(バイヤーズエージェント)は、買主の立場に立って調査、交渉を行ない、買主の代理人として買主の権利保護を第一に考えます。
売主から販売を依頼された不動産会社が自ら買主を探して仲介を行なう場合、不動産会社は売主の利益保護を第一に考えることになる反面、買主の権利は二の次になりがちです。
そのため、買主側に対してリスクとなる情報を開示をしなかったり、買主が不当に不利な条件を受け入れざるを得ないケースが多くなります。
しかし一見すると、間に入る不動産会社が1社だけですので、この方が手数料が安く済むように思われがちですが、その場合でも買主は法律で決められた手数料を売主側の不動産会社に支払わなければなりません。
バイヤーズエージェント業務の取り組みにあたって
日本では双方代理(契約当事者の代理)は原則として禁止されています。例外として、当事者から許諾を得ている場合や、他の法律で許されていることが条件です。
不動産業者は双方代理が許されています。実際ほとんどの不動産業者が双方代理で営業しています。
利害の対立するはずの売主と買主双方の代理人になりうる、“双方代理”による取引に関しては違和感を抱きます。
こうしたなか、買主代理人として不動産の購入を支援するバイヤーズエージェントは、欧米で発達し、すでに一般化になりつつある制度です。
実際、米国では不動産購入にあたって約40%の方がバイヤーズエージェントを利用されています。そして不動産購入した方の85%が住宅を購入するときは、バイヤーズエージェントを使いたいと答えました。「人生で最も重要な買い物」の一つである住宅購入に、プロの助けを得たいと考えるのは合理的なことだと思います。
売主と買主双方からの仲介手数料欲しさに買主を誘導しようとする不動産業者には、買主よりも売主の利益を優先しようとすることがあります。
このようなことから、買主が不安に思うのは無理ありません。
そこで当社ではそれらの疑問や不安を出来る限り取り除くべく、代理人制度の発達しているアメリカの仲介業務を参考にし、このバイヤーズエージェントの仕組みを取り入れました。
当社のバイヤーズエージェント業務は、顧客に対して以下のような義務を負っています。
■顧客の求めに最もマッチした購入可能な物件を紹介する。
■正当な価格であることの市場分析を顧客に提供する。
■物件自体と物件周辺の環境調査を行ない、問題がないかどうか調べる。
バイヤーズエージェント契約のメリット
■契約書に不利な条文が書いてあったのが発見できた
■エージェントのアドバイスにより購入予定物件をキャンセルしたが、結果的には買わなくてよかった。
■エージェントが間に入ることにより騙されずに済んだ。
■相手と同じ目線で交渉できた。言いづらいことも代わりに言ってくれた。
■内緒で不動産を購入したい。
■煩雑な手続きを変わりにやってくれた。
■少しでも安く購入できた
■業界内の流通機構の物件を紹介してくれた
■手抜き工事の物件を発見できた
■契約書のことを事前に分かりやすく教えてくれた
バイヤーズエージェントの費用は?
詳しい費用・内容についてはお電話又はメールにてお問い合わせください。